技能試験(俗にいう一発試験)で大型特殊自動車第一種運転免許を取得したのでシリーズものとして書いています。その2。
往復はがきで申し込みをしてから1週間、試験日の通知が来ました。私の住所地では概ね隔週金曜日の試験日のようです。
◆安全確認とイメージトレーニング
大特には乗ったことはおろか、近くで見たこともないという無謀ぶり。
とりあえず、この書籍で長年独自の運転術が身についてしまった脳みそを矯正します(笑
少し古い本ですが、安全確認方法の再確認と減点される項目が記載されているので、とても参考になります。
これとYouTubeとかで後輪操舵の動きを見て、イメージトレーニングを重ねます。ひたすら重ねます。妄想しまくります(*´Д`)
普段、フォークリフトなどを乗っている人や職場にある人は想像つきやすいかと思いますが、いかんせん全く関係ない職種なので妄想するほかありません(/・ω・)/
◆大特はとにかくでかい!
さて、初めての大特車両。間近でみるとその大きさに圧倒されます(笑
ここで使用する試験車両はTCMのSD23という、後輪操舵のホイールローダー。
この車両、かなり古い・・・よね?
事前に調べていた感じだと、全国的に中折れ式ホイールローダーが主流らしいけれど、ここではSD23が2台も現役で試験車両として使われていました(驚愕
◆書類作成
まずは、当日申し込み書を作成します。
申込書は試験会場にあるので、
・3cm×4cmの6ヶ月以内に撮影した証明写真1枚
・運転免許証(両面)の写し*1
・受験手数料(2,600円)
・試験車両の賃料(1,450円)
・合格した場合は免許発行手数料(2,050円)
を事前に準備しておきます。
◆試験コース発表と適性検査
申込書の準備が出来たら試験コースの発表です。
コースは2種類。右回りの1コースと左回りの2コース。
方向変換は1コースが左バック、2コースが右バックです。
コース発表があった後、初回受験時は適性検査を受けます。
申込書と免許証を出したら、視力をチェック。
本当は聴力も計測が必要なのですが、試験官との会話ができていれば省略されるようです。
ちなみに、二種やけん引などの場合はここで深視力検査もします。
この適性検査は一度パスするとその後、半年は免除されるようです。
◆慣らし走行をしてから、いざ試験開始!
最初に車両の操作方法を教えてもらいました。
SD23はハンドルの右側にウインカーと作業レバーが3本、
ハンドルの左側にギアレバーとサイドブレーキがあります。
走行時はバケットのみ(作業レバーまん中)上げて走行開始。
ハンドルのコブを持って操作するのですが、初の後輪操舵車両にあたふた(汗
左折で大回りするわ、ふらつくわでまともに運転できず慣らし走行終了。
思った以上に扱いづらく意気消沈・・・している余裕もなく試験開始。
もー、走り始めた直後から試験官のペンが走る走るwww
方向変換も無事終了し、最後まで走らせてくれましたが、試験官からは
・ふらつきが多い
・ふらつきに対応しようとして安全確認が出来ていない
・後輪操舵の挙動をもっと理解する
・法令遵守
などなど、お言葉をいただきましたー。
◆合否発表
全員の試験が終了した後、部屋へ戻って合否発表。
もちろんというか、やっぱりというか不合格でそのままお帰りー
ちなみに、発表の仕方が若干残酷で、一度教室に受験生全員を集めてから不合格だったら退室というさらし者状態です(涙
申込書を返却してもらって帰路につきました。
◆次回の申し込み
またハガキで申し込もうと思いましたが、返ってくるまでに時間がかかるので免許センターの技能試験受付窓口で申し込みましたー。
※2021.03.03追記
どうやら、はがきでの申し込みはなくなり、電話や窓口での申し込みに統一したようです(普通二種や他の技能試験の申し込み方法等と統一)。
第一種大型特殊自動車運転免許技能試験を受けてみた その3へ つづく
*1:運転免許証が無い場合は本籍入りの住民票が必要