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けん引自動車第一種運転免許 教習日記 その1

以前取得したけん引免許。使い道はないけれど二種を取得したいという思惑があるので振り返りがてら綴ります。

取得したのは2014年。一部法改正(準中型など)に対応して書き換えていますが、基本的にその時の状況で書いています(ご容赦ください~

 

◆けん引自動車第一種運転免許とは

けん引自動車とは「けん引車(引っ張る車両:ヘッド、トラクタ)」と「被けん引車(引っ張られる車両:トレーラー)」の2つ以上の構造に分離できる車両のことで、けん引免許はヘッドで750kgを超えるトレーラーを引く場合に必要となる免許です。

 

とはいっても例外もあり、750kgを超えるものであっても事故車両をロープやクレーンなどでけん引する場合はけん引免許不要です。

二輪車はそもそも重被けん引(750kg超)が禁止されているため、けん引免許不要です。

 

けん引免許は普通車・中型車・大型車・大特車のいずれかの免許を持っていれば取得が可能です。

引くことのできる重量は750kgを超えるものですが、ヘッドのサイズや構造、重量などによって必要な免許が変わってきます。

 

その他にも

 ・けん引(農耕車限定):トレーラーは農耕車両に限定される

 ・けん引(小型トレーラー限定):トレーラー重量が750kg以上2000kg未満

という区分もあります。

いずれの限定区分も教習所ではやっていないので、試験場で一発試験を受ける必要があります。

 

余談ですが小型トレーラー限定免許は持ち込み試験となっているようです。

試験場までそのトレーラーを運転できる人が持ち込んで、免許を取得しようとする人が受験をするという、なんとも手間のかかるもので(;・∀・)

実物は見たことありませんが、小型トレーラー限定の場合の免許証条件は「セミトレーラ以外の総重量2t未満の被けん引車に限る」となるらしいです。

 

第一種という種別は普通免許も同じですが「旅客用」でないということ。

けん引にも他の免種と同様に第二種も存在します。

 

ただ、全国でも必要となる場所はごくわずか。

2020年現在、東京都内に1ヶ所だけあると聞いた記憶が。

そういった事情からか教習に関する法規も整備されていないとのこと。

 

同様の理由で大特二種も教習で受けることのできない免種であることから、けん引二種と大特二種はマニア免許言われるそうです( ゚Д゚)ホスィ

取得するには試験場で一発試験しかありません。

 

まぁ、それは追々。

他の二種免許を取得した時に考えよう(・∀・)ウン!!

けん引第一種・第二種免許―合格の基本と秘訣

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◆一発試験を選択しなかった理由

そもそも、「一発試験で取得する」という手段もあったのですが、

 ・私の県では技能試験が隔週金曜日にしか実施していない

 ・トレーラーはおろか、2tトラックにすら乗車経験が皆無

 ・普段乗っている車はAT車(けん引の試験車はMT車

 ・教習を受けられるくらいの臨時収入がタイミングよくあった

などなどの理由と合わせて教育訓練給付金制度が利用できることを知り、教習所を選択した次第です(;^ω^)

 

いろいろな方のブログを拝見する限り、「イメトレができればあとは試験場で練習だ!」的な猛者も多いのですが、そこまで運動神経も優れているわけではありませんし、平日休暇もコンスタントに取得できるような環境ではないので(;・∀・)

 

◆教習時間

先述の通り、けん引免許を受けるには普通車以上の4輪車または大特車の免許が必要です。

裏を返せばけん引を受けるためには第一種の4輪免許または大特免許を保有済みであるはずなので、学科は免除になります。

 

受けるのは技能教習のみ。

第1段階:5時間

第2段階:7時間

それぞれ最終時限が見極めとなっていて、第2段階の7時間目(みきわめ)終了後、卒業検定となります。

 

また、けん引免許教習は路上教習がありません。

なので仮免許試験(修了検定)もありません。

 

後述しますが、すべて場内教習でけん引車両の最大の難敵である方向変換に、そのほぼすべての教習時間が割り当てられます。

正直、12時間じゃ少ないくらい(;´・ω・)

 

◆入所手続き~適性検査

入所する教習所は普通車と自動二輪でもお世話になったところへ。

もっと自宅に近いところもあるけれど、やっぱり慣れた場所でやるほうが少しばかり気が楽かなーということで。

 

さっそく入所手続き。申込書を書いてから視力検査と深視力検査と写真撮影をする。

今まで普通車(現 中型8t限定)と普通・大型自動二輪車しかもっていなかったので、初めての深視力検査。

事前にいろんなブログでコツを探してみたりしたものの、これといった対応方法が見つからず、やっぱりというか躓く(;´・ω・)

 

深視力検査は三桿法(さんかんほう)とも言われますが、左右2本の固定された棒の間を前後にゆっくり移動している棒があります。

これが左右2本の棒と平行(見ている位置から同じ距離)になったところでボタンを押すという、奥行知覚検査です。

 

深視力検査は3回計測して、左右の棒との誤差の平均が20mm以下ならOKとのこと。

動かない両端2本の棒と動く真ん中の棒が並んだと思った時にボタンを押すのだけという簡単なことなのですが、これがまた難しい(。-`ω-)

 

1回目:誤差15mmでOK

2回目:80mmで盛大にアウト

3回目:60mmでアウト

と散々たる結果( ゚Д゚)ム、ムリィ

 

何度かチャレンジして感覚がつかめたのか、最終的には15mm、12mm、8mmとなんとかクリア。

こんなに難しかったとは。

 

次は適性検査。

△をたくさん書いたり、斜線を引きまくったり、IQテストみたいなのをたくさんしました。

 

結果は『判断力がよく、動作も正確な自己顕示欲がある方』とのこと。

動作は正確だけれど、感情的になる部分が多々あるとのことで・・・うん、気を付けます(;・∀・)

 

さて、一通り手続きが終わりいよいよ技能教習。

先述の通り学科はないので、いきなりトレーラーに乗り込みます!(`・ω・´)