気まぐれ本棚

まったり気まぐれな管理人がお送りする趣味のブログ

けん引自動車第一種運転免許 番外編

最終更新:2021年06月24日

以前取得したけん引免許。無事卒業検定も合格し免許の併記も完了!

2014年のことですが、番外編として教育訓練給付金制度を使っていたのでその申請に行った時のことを綴ります。

 

kimagure-hondana.hatenablog.com

初めからご覧になる方はこちらからどうぞ。

 

◆おことわり

この記事を編集している現在(2021年)では特定一般教育訓練給付金制度など新しい制度も追加されていますが、ここでは2014年に申請した内容で記載しています。

といっても制度内容自体は大きく変更していませんのでご参考までに。詳細は居住地を管轄している公共職業安定所ハローワーク)にご相談ください!

 

教育訓練給付金制度とは

雇用保険法に規定されている就職の促進や雇用の安定を目的とした制度です。

大きく分けると「一般」と「専門」の2種類がありますが、今回けん引免許取得の際に利用したのは「一般」です。

 

免許の取得にかかった費用(入所費+講座受講費)の20%(最大10万円)までが給付金として支給されます。

 

受給するには後述の通り所定の要件がありますが、要件を満たす限りちょっとの手間で20%も返ってくるので、使わない手はありません!(`・ω・´)

 

◆申請できる要件

一般教育訓練給付金制度を利用するには要件があります。

ざっくり言うと

 ・在職中で雇用保険に加入している期間(働いている期間)が3年以上(一部通算可)であること

 ・離職後1年以内であり、雇用保険に加入していた期間が3年以上(一部通算可)あること

 ・受講する講座が教育訓練給付金制度を利用できるものであること

こんな感じ。

 

例外として初めて教育訓練給付金制度を利用する方については、雇用保険に加入している期間が1年以上で申請可能となります。

 

後述しますが、講座を開設している団体に本制度を利用したい旨を伝えると、「事前に職安で要件に該当するか確認をしてきてください」といわれることが多いです。

 

◆まずは要件確認

本制度が利用できるかを公共職業安定所で確認してもらいます。

公共職業安定所で問い合わせをする際は「雇用保険被保険者番号」が必要となりますので、雇用保険被保険者証を手元に用意しておいてください。

もし被保険者証が見当たらなくても被保険者番号だけが分かればいいので、職場の総務担当者へ聞けば教えてくれると思います。

求職中の方なら「雇用保険受給資格者証」に記載されています。

 

居住地区の公共職業安定所で「教育訓練給付金支給要件照会票」を提出して、制度利用が可能か問い合わせます。

回答は「教育訓練給付金支給要件回答書」という紙で返されます(私の場合即日その場で渡されました

 

この「教育訓練給付金支給要件回答書」に利用可能と書いてあればOKです。

この回答書をもって受講する場所に行き入所申し込みを行います。

 

◆受講費は全額払い

良く勘違いをされる方がおられますが、20%の給付金額は入所する場所へ払い込む受講費等から「控除」することはできません。講座実施団体へは受講費等を一度全額支払いする必要があります。

例えば、10万円の受講費がかかる講座を申し込む際、20%を控除した8万円では足りず、10万円全額を支払う必要があります。

 

これは、給付金の支給者が講座の実施団体ではなく国(公共職業安定所)だからです。ご注意ください!

 

◆入校手続き~受講

教育訓練給付金支給要件回答書を持って講座の実施団体へ行き、指定講座を申し込みます。

給付金は指定講座をすべて受講し、試験(教習所の場合は卒業検定)に合格することが給付要件となっていますので、全課程を修了し、試験に合格する必要があります。

 

途中で辞退してしまった場合、給付金は支給されません。

また、教習項目が補習等により正規課程(時間数)を超過してしまった場合も、その超過分は給付金対象になりません。

なお、給付対象となる費用は入学費と講座費なので、その他の諸経費も対象外です。実際に支払う金額の20%満額にはならないことが多いので注意してください。

 

◆支給申請

さて、指定講座もすべて終了し、試験も合格したら最後に講座実施団体から支給申請書類をもらいます。

 

支給申請には有効期限があります(講座終了後、1ヶ月以内)。

特別な理由があれば代理人や郵送申請も可能ですが、通常は申請者本人が直接公共職業安定所に申請しなければなりません。有効期限に注意してください。

 

支給申請書類を居住地区の公共職業安定所へ提出して申請完了です!

給付金は支給申請書に記入する口座へ振り込みとなります。

(1週間程度で振り込まれるかと思います)

 

※2021年06月24日追記

持ち物として教習所からもらう申請書類(申請書、修了証明書、領収書)のほか、給付金を受け取る通帳、雇用保険被保険者証(受給中の方は雇用保険受給資格者証)とマイナンバーカードが必要です。

けん引の支給申請をした時はマイナンバー自体が施行されていなかったから記入する所もなかったけれど、今は個人番号を記入する必要もあるし、マイナンバーカード(またはマイナンバー通知カード)の原本が必要とのこと。

申請される方はお忘れなくー

 

少しの手間で給付金を受け取れるので、該当される方は公共職業安定所に確認しましょう!